【デザイン論】10年前の自分へ。赤裸々に私の思考回路を公開します。

こんにちは。陽紀byErikaSaitoです。
今回は自分自身のことを話していきたいと思います。
お恥ずかしい話ではありますが、10代20代の間は自分が作りたい物、表現したい物がありませんでした。
服飾学校に通っていた時も洋服を買うのは好きだけど、自分の作りたいものなんてありませんでした。
しかし約10年間何も制作活動をせずモヤモヤ過ごしていたんですが、27歳くらいの時から色々な本を読むようになり、色んな勉強会に行ったりしているうちに知識や考え方がすごく広がっていきました。その結果30歳にして突然制作意欲に駆られるようになったんです。
ちょっと遅いよと言いたいところですが、若い頃の自分に向けて描くつもりで綴っていこうと思います。

一個人の今の思考回路の話です。


ご興味ある方は是非お付き合いください。
1感動体験
2心を動かしたことが何なのか概念まで突き詰める
3概念を象徴する物や図案を探す
4身近なカルチャーと結びつける(ミックスする)
5洋服のデザイン画を描く
6あとはひたすら忠実に制作

1感動した体験

日常のあらゆることに興味を持つよう努めると発見がいっぱいあります。全てのことから何か学べることはないか、貪欲なまでにアンテナを張ります。

●本から得る
●音楽からインスパイアされたこと
●旅行先の風景から
●有名な経営者の言葉
●Liveで聞いた歌に刺さる言葉
●雑談の中で気付いたこと
など

2心を動かしたことが何なのか概念まで突き詰める

日常や好奇心や心動いたことをずっと頭の中においていると、これとは結びつかなそうな別のストーリー、思想、哲学、畏怖、問い、歴史、宗教、伝統、背景などと結びついて、概念的なものにたどり着くまで、削ぎ落としていきます。

3概念を象徴する物や図案を探す

その概念が象徴しているものを日々探しています。神話や宗教的偶像、自然界に存在するものから見つけ出してモチーフにします。時には自分の勝手なイメージで描いてみたりもします。

4身近なカルチャーと結びつける(ミックスする)

テーマを絞ったら調べて、深掘りして、時には他のカルチャーとミックスしてデザインを決めていきます。ちょっと現代風にアレンジします。

5洋服のデザイン画を描く

テーマと結びつく現代の洋服スタイルを探して、先ほどのモチーフと組み合わせることで少しスタイルを自分流に崩してデザイン画を描いていきます。ここでペルソナを作ってその子はどんな物を着ているか、可愛く綺麗に見えるシルエットはどんなかを突き詰めます。
似たような定番の形でもこれまでの過程を経てデザインしていくとちょっと変化のあるものになっていくのかな?と思ってデザインしています。

6あとはひたすら忠実に制作

デザイン画のシルエット、ゆとり感、丈感、素材感を忠実に表現するようパターンを引き、生地を探したり作ったり試行錯誤します。
と、思っていてもその通り作れることは少ないです。もっと磨いていきたいなと日々勉強中です。
以上私の思考回路をまとめてみました。

好奇心をもって知らないことを知るとすごく心が動くということ、素直に愚直にそれをアウトプットすることじたいが楽しいと思ってやっています。


最後まで読んでいただきありがとうございました😊
●陽紀ではオーダーメイドで洋服を作っています。部分的にお客様に合うようデザイン変更、カスタマイズ可能です。刺繍の絵柄を変えたり、生地のイメージなどご要望をカウンセリングしながらデザインを決めて作ります。もちろん、サイズ感や丈はお客様のサイズでお作りします。予算も相談の乗りますのでお気軽にお問い合わせ下さい♬
●既存の形をレンタル貸し出しも行なっております。(オーダーメイドでお作りしたものは貸し出し対象外です)
気軽に低予算で楽しめるプランもご用意しております♬

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